我孫子市にある脳神経外科、内科、リハビリテーション科のほしの脳神経クリニック

             

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禁煙外来

禁煙治療

(使用機器:呼気一酸化炭素測定装置 一酸化炭素ガス分析装置)

恥ずかしながら、私星野茂も20-45歳の間、1日20本喫煙しておりました。禁煙治療はしないで禁煙できましたが、禁煙して本当に良かったと思います。皆さんも自分自身の健康のため、是非禁煙しましょう。

喫煙が習慣になるメカニズム

タバコを吸うと、脳にあるニコチン受容体という部分にニコチンが結合して、快感を生じさせる物質(ドーパミン)が放出されます。体内のニコチンが少なくなると、ニコチン切れ症状(イライラなど)が生じてきて、タバコを吸いたくなります。そしてタバコを吸ってドーパミンが放出され美味しいと感じる、という繰り返しを行っております。

健康保険による禁煙治療

従来のニコチンパッチ、ニコチンガムによる禁煙成功率は、30%といわれております。
禁煙治療では、12週間健康保険が適用されます。一度禁煙治療を受けた場合、禁煙治療の最終診察日から1年間は、保険を使用した再度の禁煙治療は受けられません。

禁煙治療の金額

3割負担の場合、診察、薬剤など全て含めた12週間の自己負担金は20,000円程です(チャンピックス®のみを服用した場合)。

内服薬(チャンピックス)による禁煙治療のメカニズム

チャンピックス®は、ニコチン受容体に結合しますが、ニコチンの場合より少量のドーパミンを放出させます。そのためニコチン切れ症状を軽くして、タバコを吸ったときニコチンがニコチン受容体に結合することを阻害し、タバコを美味しく感じにくくします。

禁煙の注意事項

禁煙は治療の有無にかかわらず、さまざまな症状(気分が落ち込む、あせり・不安・死んでしまいたいと感じるなど)を伴うことが報告されております。また、元々このような症状がある場合は、その症状が強く出ることがあります。
禁煙治療中にこのような症状が出現した場合は、服薬を中止し主治医に相談してください。ご家族の方も、このような症状に気づいたら主治医にご相談ください。

チャンピックス®服用後に、めまい、眠気、意識障害などの症状が現れ、自動車事故に至った報告があります。事故を防ぐため、自動車運転などの危険を伴う機械の操作はしないでください。
チャンピックス®と他の禁煙補助剤(ニコチンガムなど)との併用はしないでください。

次の場合、服用前に主治医にお申し出ください

  • 以前に薬を飲んで、かゆみや発疹等のアレルギー症状が出たことがある。
  • 精神疾患がある、腎臓病がある、他に服用中の薬がある
  • 妊娠中または授乳中である、未成年である。

チャンピックス®を服用中に、次のような副作用が現れることがあります。吐き気などを起こしにくくするため、食後に服用してください。

吐き気、頭痛、上腹部痛、便秘、お腹のはり、普段と違う夢を見る、不眠

この他、気になる症状が現れたら、主治医にご相談ください。

呼気一酸化炭素濃度測定

一酸化炭素は、タバコの煙に含まれる代表的な有害物質です。禁煙により、息に含まれる一酸化炭素濃度が短時間で減少します。測定結果を記録すると、禁煙の影響を実感できます。